
何が起きたのか
最近、双眼鏡のメーカーであるビクセンさんが、新しい防振双眼鏡「アテラII H14×30」を11月19日に発売されることになりました。この新しい双眼鏡は、軽さを追求した設計が特徴で、ライブなどで推しを見たい人や、自然を観察する方々から注目を集めています。しかし、その軽さの裏側には、見え方や防水性能といった、大切な部分で少しだけ変わってしまったという点があるのですね。
なぜそれが起きたのか
この新しい双眼鏡が生まれた背景には、「持ち運びやすさ」をとても大切にしたいという思いがあります。
双眼鏡というのは、遠くのものを覗くための道具です。昔から、双眼鏡は「遠くの景色をはっきり見たい」ということを一番に考えて作られてきました。そのため、昔のモデルは、少し重くても、とてもクリアで明るく見られるように工夫されていました。
しかし、最近の生活では、「いかに気軽に持ち運べるか」ということがとても重要になってきています。特に、ライブ会場へ行くときや、ちょっとした野鳥観察に出かけるときなど、手軽に使えることが求められるようになったのですね。
ビクセンさんは、この「持ち運びやすさ」を追求するために、新しい双眼鏡を開発しました。その結果、重さを抑えることに成功し、新しいモデル「アテラII H14×30」は429gという軽さを実現しました。これは、以前のモデルよりも130gも軽くなり、さらに1万1,000円安くなるという嬉しいポイントもあります。
この新しい双眼鏡は、以前のモデルの「軽いボディ」をそのまま使い回すという工夫もされています。これは、望遠性能を追求してきたメーカーが、「推し活」や「持ち歩くこと」を優先するようになった、という時代の流れが反映されていると言えるでしょう。
わたしたちの生活にどう関係するのか
新しい双眼鏡が発売されることで、私たちが見る世界や、道具を選ぶときの考え方に少し変化が生まれます。
まず、この双眼鏡は、手ブレを抑えるための仕組み(手ブレを吸収する機能)がしっかりついているので、少し揺れがあっても、しっかり対象物を捉えることができます。これは、ライブでステージ上の推しを追いかけるときや、自然の中で鳥を観察するときなど、少し不安定な状況でも、しっかりと見たいというニーズに応えてくれる機能です。
ただ、軽さを追求した結果、少しだけ「見え方」や「守られる力」が変わってしまった点も知っておいてほしいのです。
例えば、「明るさ」というのは、暗い場所でも物が見やすいかどうかを表す大切なポイントです。新しいモデルは、軽くなる代わりに、この明るさの数値が以前のモデルと比べて少し下がってしまいました。これは、昔のモデルが、暗い場所でもはっきり見せることを優先していたのに対し、新しいモデルは「軽さ」を優先した結果、少しだけ見えにくくなった、というトレードオフ(代償)が生まれたわけです。
また、「防水性能」についても少し注意が必要です。以前のモデルには、雨に濡れても大丈夫なように、レンズ部分や電池を入れる部分が防水仕様になっていました。しかし、新しいモデルにはその防水性能の記載がなくなってしまったのです。もし、雨の降る日に屋外で双眼鏡を使う予定があるなら、この点は特に気をつけてほしいですね。
結局のところ、新しい双眼鏡を選ぶときは、「どこで、どんな状況で使うか」を自分自身に問い直すことが大切になります。明るさや防水性能といった、道具の持つ「力」と、「軽さ」という利便性のバランスを、ご自身の使い方に合わせて考えてみてくださいね。
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